「テニスの王子様2004 GLORIOUSGOLD・STYLISHSILVER」の評価とレビュー【GBA】

ゲームボーイアドバンスソフト「テニスの王子様2004 GLORIOUSGOLD・STYLISHSILVER」を筆者が実際に遊んでみて、ゲームの特徴や面白い点、面白くない点などを評価していきます。

ゲーム画像は直撮りなので粗く見にくい部分もあるかと思いますがご容赦ください。

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「テニスの王子様2004 GLORIOUSGOLD・STYLISHSILVER」ってどんなゲーム?

漫画やアニメで人気の「テニスの王子様」をゲーム化したドット絵2Dテニスゲームです。本作はGBAソフト『ジーニアスボーイズアカデミー』『2003 クールブルー&パッションレッド』に続く作品となっており、今作は『グロリアスゴールド』と『スタイリッシュシルバー』の2バージョンが発売されています。

大きく変わった点は必殺技ゲージがストック制になったことと、覚醒ゲージの存在です。必殺技によって消費ゲージが違うので、強い技で確実にポイントを取ったり、相手に返されやすくても連発できる必殺技を使ったりと、より駆け引きが重要になりました。

覚醒ゲージは、サービスエースや横っ飛びで返した時などに溜まっていき、発動すると一定時間必殺技を打ち放題になります。

試合はシングルスかダブルス、コートの選択など好きに選んで対戦することが出来ます。今となっては環境を揃えるのが大変ですが、通信プレイでの協力・対戦も可能です。ソロプレイでのダブルス時はCOMに作戦の傾向や指示を伝えることも出来ます。

登場キャラ数は相変わらずの多さ。キャラクターボイスのバリエーションも前作に比べて格段に増えています。

今作にも勿論バージョン限定キャラがおり、グロリアスゴールドには「聖ルドルフ」「山吹」「緑山」「立海大付属」が、スタイリッシュシルバーには「不動峰」「銀華」「氷帝」「六角」の部員が登場します。

また、越前南次郎、大和、榊など中学生以外も登場しており、幅が広いキャラゲーになっています。

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面白いポイント

テニスゲームとして完成度の高さは相変わらず

前後左右の打ち分け、カットイン演出からの必殺技で破天荒なボールの動きを再現、背の高さやパワーなどキャラクター毎の特徴の違いなど、テニプリのキャラゲーという面と2Dテニスゲームという面の両方を見ても非常に完成度が高いゲームとなっています。

ゲージを溜めつつ必殺技発動のタイミングを計ったり、挑発してゲージを下げながら試合をするなど、戦略や駆け引きも楽しめます。

キャラクター数が豊富

グロリアスゴールドとスタイリッシュシルバー、各ソフトにそれぞれ32人ずつ(青学のキャラはどちらにも登場)のキャラクターが登場しており、前作から大幅に増えています。テニスゲームとしてのプレイアブル数はかなり多くなっており、キャラクターボイス多く収録されているのも嬉しいポイントです。

試合の中断セーブが可能

今までは一度始めると4試合ぶっ続けでやる必要があり、試合時間も接戦になるとかなり長かったです。今作では途中セーブが出来るようになったので遊びやすくなりました。携帯機として手軽にプレイできるような配慮がされています。

    面白くないポイント

    ストーリーが全くない

    このシリーズの宿命でもありますが、ひたすらテニスで試合をするだけのゲームです。ストーリーや会話シーン、テニスの王子様ゲームにありがちなミニゲームなども一切ありません。テニス以外やることが全くないので飽きやすいです。

    一部の選手の握力が弱すぎる

    テニプリではお馴染みですが、強力な技を返そうとするとラケットが弾かれてポイントを奪われます。本シリーズには3回吹き飛ばされると強制的にサレンダー(降参)になってしまルールがあります。

    波動球やナックルサーブなど、相手を破壊するような特徴を持つ必殺技もあるので、そのルールは理解できるんですが、一部の選手の握力が弱すぎるため試合にならないです。一応オプションでサレンダーをオフにすることも出来ますが、1ゲーム目から乾のサーブに三連続で弾かれる越前なんて見てられません。

    ちなみにオフにすると忍足に「あかんやろ、それは」と文句言われます。(シルバー)

    隠しキャラの条件に難し過ぎるものがある

    前作の様に通信しないと出ないような絶望的な隠しキャラ条件に関してはまだ残っていますが、そういったキャラには他の条件も用意されているので対応が可能になりました。しかし、条件の中には4試合で1ポイント(15)も取られずにクリアなど鬼畜のようなものがあり、難易度EASYでも達成はかなり難しいです。

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