ゲームボーイアドバンスソフト「ポケットモンスター ファイアレッド・リーフグリーン」(ポケモンFRLG)を筆者が実際に遊んでみて、ゲームの特徴や面白い点、面白くない点などを評価していきます。これから始める方へのアドバイスも掲載しますので参考にしてください!
※ゲーム画像は直撮りなので粗く見にくい部分もあるかと思いますがご容赦ください。
「ポケットモンスター ファイアレッド・リーフグリーン」ってどんなゲーム?
世界中で有名なポケットモンスター(ポケモン)シリーズの1作目である赤と緑のリメイク作品です。基本的なゲームの流れはそのままに、グラフィックの向上や当時の最新システムに合わせたアップデートがされた正統なリメイクとなっています。
ゲームの主な目的は「ポケモン図鑑の完成」と「ジムリーダーを倒して四天王に挑む」の2つです。この流れは現代のポケモンでも引き継がれており、ポケモンの基本とも言えるシステムです。
手持ちの6匹のポケモンを育成しつつ、ストーリーに沿ってジムリーダーに挑み、図鑑を埋めながらさらに育成とストーリーを進めていくのがゲームの流れとなっています。
システム面ではポケモンの特性と持ち物が追加されています。両方とも赤と緑時代には無かったので、リメイクにより戦略面で大きく進化しています。図鑑を集めて博士の助手から貰ったり、野生のポケモンが持ってたりと様々な方法で入手できるようになっています。
ストーリー面ではカントー地方とは別の地域である1の島、2の島などのストーリーが追加されています。殿堂入り前にも触りのストーリーが展開され、殿堂入り後に本格的なストーリーが始まります。何気にファイヤーの生息地も変更されています。
エンディング後の要素ではありますが、赤緑世代には出なかったポケモンも追加で登場するようになります。図鑑完成への道やパーティ編成の幅が広がるので、全クリ後にも楽しめるようになっています。
面白いポイント
正統な進化を遂げたリメイク作品
上記で紹介してきましたが、初代の赤緑と比べてグラフィック面・システム面・ストーリー面の全てでクオリティアップや追加要素がある正統な進化をしています。ストーリー進行の流れや雰囲気を壊さずにスムーズに追加されているので、初代が好きだった方も楽しめると思います。
登場ポケモンが多くなった
クリア後の要素ではありますが、全国図鑑にアップデートすれば金銀世代やルビサファ世代のポケモンを一部入手出来るようになります。赤緑とは違ったポケモンの編成でカントー地方の四天王に挑むなんてことも可能なので、当時を知る者にとっても新鮮な体験が味わえます。
全体的に移動が速くなった
ランニングシューズの登場により普段の移動が格段に速くなりました。また、なみのり中など全体的な移動が快適になっています。
バトルサーチャーでお金稼ぎがやりやすくなった
初代の赤緑では四天王くらいしか再戦できませんでしたが、今作ではバトルサーチャーのおかげで全クリ前でもトレーナーと再戦が出来るため、レベル上げやお金稼ぎがやり易くなりました。特にお金稼ぎの面では一部高額な賞金を持っているトレーナーと再戦しまくることで簡単に稼げるようになったのでとても楽になりました。
面白くないポイント
レベル上げが大変
がくしゅうそうちが中盤以降じゃないとゲットできないとか、しあわせタマゴの入手方法がめちゃくちゃ難しいなど、最近のポケモンと比べると経験値稼ぎが難しいです。がくしゅうそうちが手に入るまでは、一回戦闘に出して強いポケモンと交代して倒すという流れでしかベンチのポケモンに経験値を分配出来ないので、育成がかなり面倒です。
一部エリアでは移動が遅い
ランニングシューズの登場でかなり移動は楽になりましたが、自転車もシューズも使えない場所が一部あり、かなりノロノロと歩くので気になります。初代プレイ時は何にも思いませんでしたが、最近のポケモンを一回遊んでしまうと、遅すぎてストレスが溜まると思います。
図鑑の完成がかなり難しい
現時点では通信手段を用意するのが大変なので、バージョン限定のポケモンの交換や、交換することで進化するポケモンの入手がかなり厳しいです。中でも人気の高いフーディンやゲンガーは通信でないと入手できないので、絶対手に入れたい方にとっては死活問題です。
これから始める方へのアドバイス
赤と緑のリメイクは現時点でこれとSwitchのピカブイしかないため、古いポケモンの雰囲気を味わいながら遊べるのはFRLGのみです。通信手段を用意するのが厳しいため通信交換や対戦が出来ないのは痛手ですが、コレクション要素が楽しめるRPGとしてはかなり面白いです。
ネックなのは昨今のレトロゲームブームによりソフトの値段が高額になっていることです。販売店にもよりますが、現時点では5000~7000円ほどになっています。再販版であれば3000円前後で買えると思うので、狙い目は再販版です。
値段の部分をクリア出来るのであれば、内容に関してはしっかり楽しめるポケモンクオリティなので、ポケモンが好きな方にも当時赤や緑を遊んでいた方にも是非お勧めしたい作品です。