ゲームボーイアドバンスソフト「NARUTO ナルトRPG 受けつがれし火の意志」を筆者が実際に遊んでみて、ゲームの特徴や面白い点、面白くない点などを評価していきます。
※ゲーム画像は直撮りなので粗く見にくい部分もあるかと思いますがご容赦ください。
「ナルトRPG 受けつがれし火の意志」ってどんなゲーム?
漫画やアニメで人気の「NARUTO」を題材としたRPGです。NARUTO少年期の前半辺りが描かれており、若干の違いはあるものの、原作を追体験できるような内容となっています。
バトルはランダムエンカウントで、スリーマンセル(三人一組)でパーティを組み、行動ゲージによってターンが周ってきたキャラのコマンドを選択し、攻撃や術の発動を行う、シンプルなコマンドバトルとなっています。
各キャラ特有のスキルを発動すると「印入力」ができ、成功すると威力や成功率がアップするといった特徴もあります。カットイン演出もカッコいいです。
基本的にストーリーの進行やバトル内容が分かりやすく作られているため、シンプルながらもRPGとして十分楽しめるゲームです。
面白いポイント
- サクサクと遊べる操作感
- どこでもセーブ可能
- 原作のストーリーを追体験できる
- キャラの親密度を一楽ラーメンで上昇
- 印の入力はオートOFFできる
面白くないポイント
- キャラの特性が微妙
- エンカウント率が非常に高い
- 終盤の雑魚敵が一部とんでもなく強い
- レベル上げが必須
- アイテムの所持数が少ない
実際に遊んでみての感想・総評
満足度:★★★★☆
レベル上げをしながらストーリーをサクサクと進んで約20時間ほどでクリアできました。寄り道ややり込み要素にはほとんど手を付けてないので、もっと遊べると思います。難点と言えば、レトロゲーム且つシリーズ一作目にありがちなバランスの悪さでしょうか。
本作はとにかくエンカウント率が高く設定されています。マップの広さも相まってとにかくバトルが多いです。ストーリー進行によって序盤のマップに探索に行かされるのですが、弱くて経験値も少ない敵とただひたすらバトルさせられます。
その上、終盤のマップでは雑魚敵もかなり強く一回のバトルもサクサクとは終わらない面倒さがあります。敵も強い&使ってないキャラを強制的に使わされたりと随所でレベル上げを強要されがちです。
今からプレイしてみようという方は、各キャラに全体攻撃できる武器を優先して装備すると、多少サクサクと遊べると思います。
また、ナルトが水遁や雷遁を使えたり、サクラが回復だけではなく各属性の術を使いこなすエキスパートになっていたり、サスケの強さが微妙だったりと、原作と比べると各キャラクターの特徴が微妙に違っているなど、NARUTOが好きな方ほど気になる点も出てきますが、総合的に見ればとても良くできているので、お勧めできる作品と言えます。