

「ファンタジーライフi」ってどんなゲーム?

レベルファイブから発売されたスローライフRPG「ファンタジーライフ」シリーズの最新作です。ライフと呼ばれる職業を切り替えながらバトルでモンスターを倒したり、採掘や農業で素材を集めたり、集めた素材を使って制作したりと、自由気ままに生活できるRPGとなっています。
それでは以下で、筆者が実際に遊んでみて感じた本作の特徴や、面白くてポジティブに感じたポイント、ネガティブな面で気になったポイントなどをまとめて紹介していきます。
14種類のライフを使い分けて育てるのが楽しい

ファンタジーライフの世界では「ライフ」と呼ばれる職業に就いて様々な行動を行います。本作に登場するライフは全部で14種類用意されており、どのライフも特徴的で遊んでいて飽きないです。
育成が大変なのでは?と心配になるかもしれませんが、「採取系のライフ」で素材を集める⇒「制作系のライフ」で装備やアイテムを作る⇒「戦闘系のライフ」で新たな敵を倒す。といった流れで進めるため、案外ポンポンとレベルが上がります。

また、レベルとは別にスキルボードで能力をアップさせたり、新たなテンション技を覚えることが出来ます。スキルボードを進めると経験値アップやミニゲームを簡単にする項目もあるので必ず定期的に進めておきましょう。
このように育成要素が豊富ながら目的達成への流れの中で色々なライフを使うことになるため、遊びながら育成が出来るのが楽しくて、つい夢中になって遊んでしまいます。
戦闘系ライフは適度なアクションが楽しめる

モンスターと戦う際は戦闘系ライフを使います。基本的に攻撃ボタンを連打していればどんどん倒せるので、簡単なのに爽快感があります。一方、ボスモンスターとの戦いではしっかりガードを使ったり範囲攻撃を避けたりと、適度なアクション性が求められます。

ストーリーを進めていくと仲間が解放され一緒に戦ってくれるようになります。攻撃だけでなく回復してくれるキャラもいるのでとても頼もしいです。仲間の装備も整えてあげるとさらに活躍してくれます!ちなみに仲間にもライフが設定されており、戦闘系ライフ以外の仲間は採取ミニゲームや制作ミニゲームを手伝ってくれます。
採取系ライフはレベルがポンポン上がるので気持ちが良い

採取系ライフでは「採掘」「伐採」「釣り」「農業」で様々な素材を集めることが出来ます。装備を作るにも、街の人々のクエストを達成するにも、まずは素材が無いと始まらないので、とても重要なライフとなります。
とにかく素材が必要になるので、集めていく流れの中でどんどんレベルが上がります。レベルが上がると更に難しいエリアにも行けるようになるため、採取系ライフは最優先で育てておくと後が楽になると思います。
制作系ライフはミニゲームで様々な物を作り出す

制作系のライフは集めた素材を使って新たな製品を作り出すことが出来ます。制作方法はミニゲームとなっており、指定されたアクションを如何に早くこなせるかで製品のデキや量が決まります。
ミニゲームに慣れるまでは大変と感じるかもしれませんが、制作系ライフの仲間いれば手伝ってくれます。レベルを上げたり装備を強くするとその分ミニゲームも簡単になります。
最強装備を作ったり、部屋をデコレーションする家具や壁紙を作ったりと、育てれば育てるほどゲームが一層楽しくなるライフとなっています。
しっかりファンタジーなのにどこかほっこりするストーリー

本作は自由気ままなライフを楽しむだけでなく、現代と過去を行き来しながら、大穴の謎や骨のドラゴンの謎を解き明かし、島を滅亡から救うのが目的という、壮大なファンタジーを楽しめるストーリーが用意されています。
しかしシリアスな展開でもほんわかとした空気が漂う演出も多く、キャラの動きや表情もコミカルで可愛いので、どこかほっこりとした気分でストーリーを進められます。
めちゃくちゃ広いバカデッカーナ大陸

本作には「現代」「過去」「バカデッカーナ大陸」という3つのマップが用意されており、中でもバカデッカーナ大陸はオープンワールド形式のめちゃくちゃ広いマップとなっています。いくつかのエリアに分かれており、ここでしか取れない素材があったり、仲間を増やすためにタマゲモノを集めたりと、やることがいっぱいあります。
しかし、これだけ広いのに少ししかストーリーに絡まないのが残念なところ。探索しなくてもストーリークリアは可能ですが、バカデッカーナ大陸をやらないのは勿体ないので、ストーリーの合間やクリア後にでもガッツリ探索しましょう。
島クラフトで自分だけの町作りを楽しめる

ストーリーを少し進めると拠点を持てます。拠点ではマイハウスを設置したり、住人の家を建てたり、家具や庭具を設置したりと、自分だけの町作りが楽しめます。
さらにストーリーを進めると陸地の段差を変えたり水場を作ったりと、島の地形すらクラフト可能になるので、本当に何でもアリになります。道を舗装して綺麗にしたり、インフラや家の見た目などを揃えてみるのも楽しいです。
家具を揃えるために大量に制作したり、インフラ整備にも大量にお金がかかるので、ある意味これがエンドコンテンツじゃないか?と思うくらい凝り始めると大変です。
総評・感想

スローライフどころか時間泥棒とも思えるほど夢中になって遊んでしまうヤバいゲームです(良い意味で)。「ライフについてない者は半人前どころかモンスター一歩手前」。何故か筆者にグサッと刺さったありがたいお言葉も聞けます。
ゲーム内容については、ストーリーや町民との会話など全体的にほっこりとした空気感で進むためストレスも感じず、適度なアクション性も必要なのでほどよい緊張感も味わえます。各ライフの育成サイクルも楽しく、育て過ぎじゃない?と思えるくらい遊んじゃってます。
正直ストーリーと育成部分だけでも結構遊べるのに、島クラフトやオープンワールド形式のマップも用意されていたり、何ならマルチプレイも可能です。さらにはアップデートで追加要素も示唆されており、とにかくボリューム満点なので長く遊べる良作です。
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