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本作はPS5、PS4、Steam、Xboxと多くのプラットフォームで発売されていますが、今回筆者はPS5版を購入しましたので、本記事はPS5版をプレイした感想をメインで記載しています。
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「龍が如く8外伝」ってどんなゲーム?
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「龍が如くシリーズ」の最新作で、前作「龍が如く8」の後日談が描かれています。主人公は元東城会大幹部の「真島吾朗」。前作の8がコマンドバトルのRPGだったのに対して、今作は真島のハイスピードな動きを活かしたアクションになっています。
とある事情から記憶喪失になり孤島に流れ着いた真島が、失った記憶と伝説の財宝を求めて仲間と共に大海原に旅立つ物語になっています。ストーリーをある程度進めると前作をやっておかないと理解し辛い場面が多々あるので、出来れば前作の8を先に遊んでから外伝を遊ぶ方が良いと思います。
以下、筆者が実際に遊んでみて感じた本作の特徴や、面白くてポジティブに感じたポイント、ネガティブな面で気になったポイントなどをまとめて紹介していきます。
舞台はハワイを始めとした周辺の島々!
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流れ着いた先のリッチ島やハワイのホノルルシティを中心に、周辺の島々が本作の舞台になります。「リボルバー」や「ジュリズ・ギアワークス」など、8でお馴染みだった場所に再び行けるのはファンとしては嬉しいポイント。もちろん今作ならではの場所もあるので、隅々まで探索したいところです。
ドスを使ったハイスピードな戦いができる「狂犬スタイル」
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真島らしいハイスピードなアクションで敵を攻撃し、お馴染みのドスを駆使して戦う「狂犬スタイル」。カウンターやスウェイを活かした戦いができ、主に1対1の場面で有利になるようなスキルが多いです。ヒートアクションも街中や地上で大きく効果を発揮するものが多いです。
最大の特徴はバトル中に溜まっていく狂気ゲージを使うと「分身」が現れること。分身は制限時間内にそれぞれが勝手に行動して戦ってくれるので、自分は見てるだけでも良いし、一緒に戦えば敵を一方的にタコ殴りに出来るのでかなり強いです。
3種の武器と呪神を使いこなす「パイレーツスタイル」
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もう一つのバトルスタイルは、カトラス・チャージガン・ワイヤーフックを使いこなして戦う「パイレーツスタイル」。カトラス二刀流でトリッキーな攻撃をするため対大勢の場面で本領発揮するスタイルになっています。ヒートアクションは主に船上で効果を発揮するものが多く、海賊船関連のコンテンツで大活躍できます。
狂気ゲージを使うと「呪神」と呼ばれる海・空・大地・深海の神を召喚できます。ストーリーを少し進めないと解放されませんが、発動すればバトル場で大暴れして戦況を一変させる能力を持っています。
海賊船に乗って海フィールドを冒険!
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今作はシリーズ初となる海フィールドを冒険できます。海賊船に乗り込み周辺の島で宝探しをしたり、他の海賊とエンカウントして大砲などを駆使して戦う海戦をしたりと、海フィールドならではの冒険が楽しめます。
操作性が特殊なのと移動速度が遅く感じますが、慣れればブーストで相手の攻撃を避けたり、側面の大砲を的確に当てられるようになるので、海上でどんどん戦いましょう!
船員を増やし海賊船を強化して大海賊を目指そう!
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海戦を有利に運ぶには、海賊船の強化は必須!正面の機関銃や右舷左舷の大砲の強化、耐久力など船体の強化を行うと敵の船を一気に倒せるようになるので爽快感抜群です。ちなみに筆者はレーザー砲を使ってますが滅茶苦茶強いです。
また、相手の船に乗り込んで直接戦う「船上決戦」なども行うので、突撃部隊に多くの船員が必要になります。サブストーリーや街中でのイベントなどで船員をスカウトして大海賊団を作りましょう!
真島も海賊船もお金で強くなる!
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海賊船の強化にお金が必要なのは理解しやすいと思いますが、今作は真島の強化や指輪(装備品)の購入など、強くなる要素に全てお金が必要です。お金を使えばそれだけ強くなれるので分かりやすいシステムですが、とにかく金金金なので不足しがちです。何を強化していくかしっかり優先度を考えましょう。
お金稼ぎが超重要!財宝を見つけて一攫千金!
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上記でも書きましたが、買い物だけでなく真島自身の強化や船の改造にとにかくお金がかかります。そのため序盤から金欠になりやすく、タクシーを使うのも一苦労です。
本作のお金稼ぎとして有効なのが「財宝」探しです!船で島を訪れた先で入手したり、敵の海賊から奪ったり、街中の宝箱に隠されていたりと様々な方法で財宝を集めましょう。手に入れた財宝はその場で価値が分かり、お金が一気に手に入ります。
その他に、賞金首を倒して懸賞金を手に入れる方法も有効です。街中で見つけた賞金首とバトルして勝つだけで懸賞金が即入金されるので、即金を稼ぐには持って来いです。
ワイヤーアクションで高い所に登ろう
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街中ではワイヤーアクションを利用して高い所に登り、宝箱やフォトスポットを見つけることが出来ます。龍が如く8を遊んだ方からすると、あんな場所登れたの!?という所に行けるので驚くと思います。
上を見ながら探索をしないといけないので大変なんじゃないかと思いますが、ノアや通行人がヒントをくれるので案外見つけやすいです。
遊び要素が盛りだくさん!外伝とは思えないボリューム
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本作には海賊船同士で戦う「パイレーツコロシアム」や「財宝探し」など海賊関連のコンテンツが多く用意されており、プレイすることで莫大なお金や名声を入手することが出来ます。どちらにも専用のストーリーが用意されているのでボリューム満点の内容となっています。
また、ゲームセンターやバッティングセンター、ダーツ、ビリヤード、カラオケなどお馴染みのプレイスポットも勿論健在。7や8でも登場したドラゴンカート、クレイジーデリバリー、不審者スナップ、ライセンススクールなども遊べます。ボリューム満点過ぎて本当に外伝かな?と疑うレベルです。
総評・感想
龍が如くシリーズの外伝作品ですが、海を冒険するというシリーズ初の要素がかなり楽しく、海賊感を存分に味わえる作品です。また、真島吾朗が主人公ということで全体的な雰囲気が明るくて、遊んでいて気持ちが良いです。
ストーリー的に8の続きになるので、出来れば8をプレイしてから8外伝をプレイするのをお勧めしたいですが、真島吾朗という男の生き様をガッツリ体験できる数少ないシリーズ作品なので、ファンの方だけでなく龍が如くを遊んでいて真島が少しでも気になった方は是非遊んで欲しいです!
©SEGA