


「スーパーロボット大戦Y」ってどんなゲーム?


様々なロボット作品がクロスオーバーしてオリジナルのストーリーが展開される大人気のシミュレーションRPG「スパロボシリーズ」の最新作となっています。
スーパーロボット部隊を率いてステージをクリアしていくスパロボシリーズの30周年記念作品だった前作「スーパーロボット大戦30」から新たなスタートを切る一作目として、様々な改修や新要素が追加されています。
参戦作品一覧
- 勇者ライディーン
- 超電磁ロボ コン・バトラーV
- 聖戦士ダンバイン
- 聖戦士ダンバイン New Story of AURA BATTLER Dunbine
- 重戦機エルガイム
- 機動戦士Ζガンダム
- 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア
- M-MSV
- 機動武闘伝Gガンダム
- 新機動戦記ガンダムW Endless Waltz
- 機動戦士ガンダムSEED DESTINY
- 機動戦士ガンダム 水星の魔女 Season1
- マジンカイザー 死闘!暗黒大将軍
- ゲッターロボ アーク
- 銀河機攻隊マジェスティックプリンス
- マクロスΔ
- 劇場版マクロスΔ 激情のワルキューレ
- コードギアス 反逆のルルーシュⅢ 皇道
- コードギアス 復活のルルーシュ
- ゴジラ S.P<シンギュラポイント>
- SSSS.DYNAZENON
「SSSS.DYNAZENON」、「ゴジラ S.P<シンギュラポイント>」、 「機動戦士ガンダム 水星の魔女」Season1がシリーズ初登場。この他に、DLCによって参戦作品の追加が予定されており、『銀河旋風ブライガー』や『風都探偵 仮面ライダースカルの肖像』の参戦は大きな話題になりました。
それでは以下で、筆者が実際に遊んでみて感じた本作の特徴や、面白くてポジティブに感じたポイント、ネガティブな面で気になったポイントなどをまとめて紹介していきます。
主人公はNINJA!搭乗機体も忍者モデルでカッコいい!

本作の主人公は月ノ輪クロス(CV:深川和征)と月ノ輪フォルテ(CV:山根綺)の二人。どちらも忍者を源流とする特殊工作員で、ゲーム開始時にどちらかを選んでストーリーを始めることになります。

搭乗機体であるルーンドラッヘ(クロス機)・ルーンドラッヘⅡ(フォルテ機)も忍者をモデルとした素早い動きが特徴のリアル系ユニット。持ち前の運動性と分身(20%発動)のおかげで序盤から敵の攻撃はほとんど当たらず、切り込み隊長として大活躍してくれます。
難易度によるストーリーの違いは無い

本作にもいくつかのモード(難易度)が用意されており、選んだモードによって獲得資金や敵の強さが変化します。シリーズ作品によっては熟練度やSRポイントの獲得状況によってストーリーが分岐したり隠しユニットが仲間になったりしますが、本作では特に違いは無いようです。
インターミッション中に好きにモードを変更出来るので、難しいと感じたら難易度を下げてしまえばクリアしやすくなります。
ミッションの進行は前作と同じ選択制

ミッション(シナリオ)の進め方は前作「スパロボ30」と同じくタクティカル・エリア・セレクトとなっており、いくつか用意されている中から自由に選んで進められます。これによって機体が仲間になる順番が変わったり、稼ぎポイントで部隊を強化して進むなど、プレイヤー次第で進路が変化します。
UI周りが進化してかなり快適になった

本作ではUI周りに色々とテコ入れがされており、一つの画面で情報が把握しやすくなり、ワンボタンで様々な要素にアクセス可能になっています。精神コマンド、セーブやロード、能力の確認、オートバトルの切り替えなどをサクサクと行えるので、プレイしていてかなり快適に感じました。

インターミッション(戦略フェイズ)の操作感も一新され、かなり画面がスッキリした感じに。機体の改造や次に進むミッションの確認など従来のシリーズとやることは変わりませんが、各種項目に快適にアクセス出来るようになっています。
表示回りも親切になって分かりやすくなった

上記と繋がっている部分になりますが、これまでのスパロボシリーズで分かり辛かった部分が表示されることになり、操作感とはまた違った意味で親切設計になっています。
例えばミッションクリア後に表示されるリザルト画面。ミッション内で獲得したパーツや資金などが一目で分かるようになっています。これまでのシリーズよりはかなり見やすくなった印象です。

パイロット能力画面では特殊スキルの発動の有無や、発動してどう能力が変化したのかも分かりやすくなっています。

これまで武器の特性はP・B・Cといった感じで初見では判断し辛かったですが、しっかりと明記されるようになったので初心者でも安心してプレイできます。

戦闘中のダメージ予測も実装されています。予測を見ながら精神コマンドを使ったり、最適な武器を選択して戦うことが出来ます。
非戦闘員も活躍できる「アシストリンク」

これまではパイロット以外のキャラクターは会話などに参加するくらいでしたが、今作ではアシストキャラクターとして効果を発揮したり成長させたりできます。
アシストキャラクターは何度も使うことでランクが上がっていき、パッシブ効果が強化されたり専用の会話シナリオなども見ることが出来ます。アシストゲージは敵機を撃破すると上がっていき、次のステージに持ち越さないので残すと勿体ないです。育成のためにも戦略のためにもガンガン使いましょう!
「STGメモリー解放」が戦局を大きく有利にしてくれる

本作の新要素の一つである「STGメモリー解放」。ミッションをクリアして獲得したMXPを使って様々な効果を解放することができます。
味方ユニットの性能を上げるものや、パイロットの気力アップ、獲得資金アップなど解放出来る効果は様々。中には敵からのプレースメントを無効化したり補給を受けたユニットの気力低下が無くなるなど、戦局を左右するようなものもあるので、プレイヤーが必要だと思うものを解放していきましょう。
部隊ランクを上げることでも様々な要素が解放される

部隊ランクは今の戦力がどれほどの評価になっているかという指標のようなもので、ランクを上げていくことで様々な要素が解放されます。アシストキャラクターの編成枠が追加されたり、機体の改造段階が増えたり、STGメモリー解放のエリアが広がったりと、良いことばかりです。
機体の改造などを進めるとゲージが溜まっていき、MAXになるとランクが一つ上昇するという仕組みなので、特に意識して上げようとしなくても普通に機体を改造していけば勝手に上がります。ミッション進行の条件になっていることもあるので、どんどんランクを上げていきましょう。
DLCで機体が追加されるのは個人的に不評

最近のゲーム業界のやり方の一つでもあるDLC商法。今作も当たり前のように追加DLCが用意されていますが、個人的にはスパロボにおいてDLCで機体が追加されるのはあまり面白くないです。
好きな作品が追加されると嬉しい反面、配信まで数か月待たされ、それまで仲間に出来ないジレンマがあります。また、ゲームがかなり進んだ終盤で追加されても活躍の場面がほとんどありません。クリアを渋ったり周回プレイをしなければならなかったりと、自分のペースで遊べなく感じてしまうのが嫌な所。
DLCで何か月、何年も待たせるくらいなら次のスパロボに登場させてほしいし、新作の発売スパンを短くして欲しいと思うのは筆者だけでしょうか。この件は本作に限ったことではありませんが、結局このDLC商法を続けている限りずっと感じるマイナスポイントだと思います。
総評・感想

最後にチクリと苦言を呈しましたが、基本的なシステム周りはいつものスパロボなので、昔からのスパロボファンである筆者も概ね満足して遊んでいます。記事執筆時点ではまだ全然ストーリーの途中ですが、メインミッションの他にもサブミッションなどが豊富に用意されており、ボリューム満点です。
筆者はSwitch2で遊んでいますが、操作もサクサクでロード時間も全然気になりません。サクサク過ぎてむしろリザルト画面を意図せずスキップしてしまうこともあるくらいです(笑)

序盤を一通り遊んでみてのおすすめ機体は「ダイナゼノン」。主人公機も勿論強いですが、リアル系ユニットなので序盤の火力枠はダイナゼノンにお任せ!4人分の精神コマンドを使うことができ、序盤とは思えないほどの火力を出してくれるので超オススメできます。
まだ筆者は「SSSS.DYNAZENON」「ゴジラ S.P<シンギュラポイント>」「ゲッターロボ アーク」辺りのアニメを見れていないのでかなり気になっています。気になるアニメ作品を見たくなってしまうのはスパロボあるあるですね。


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