ゲームボーイアドバンスソフト「ファイナルファンタジーI・II アドバンス」(FF1・FF2)を筆者が実際に遊んでみて、ゲームの特徴や面白い点、面白くない点などを評価していきます。
※ゲーム画像は直撮りなので粗く見にくい部分もあるかと思いますがご容赦ください。
「ファイナルファンタジーI・II アドバンス」ってどんなゲーム?
スクウェア・エニックスの王道RPG、ファイナルファンタジーシリーズの1作目と2作目がセットになってリメイクされたソフト。ソフト2本分+モンスター図鑑が新たに追加され、各ソフトにも隠しダンジョンなどの追加要素が収録されています。
FF1は、4つのクリスタルに導かれた4人の光の戦士がカオスに立ち向かうストーリー。シリーズの原点で、主人公が誰というような描写はなく、最初に仲間のジョブや名前を決めて冒険に出ます。ターン制のコマンドバトルが楽しめる王道のRPGです。
冒険の中で4体のカオスを倒したり、ジョブのクラスチェンジをしたりと、光の戦士として成長しながら戦っていく様子が描かれます。
GBA版には「ソウルオブカオス」と「時の迷宮」の2つの追加ダンジョンが用意されており、本編のボスよりも遥かに強いですが、FF3~FF6の懐かしのボスたちと戦うことが出来ます。
FF2はフリオニールをはじめとしたパーティメンバーが、冒険の中で離脱していくメンバーの想いを受け継ぎながら、皇帝の支配に立ち向かっていくストーリー。前作からは物語が一段と重厚になり、システム面も大幅に変更されました。
バトルは前作と同じくターン制コマンドバトルながら、戦闘終了後に経験値の獲得はなく、レベルの概念も存在しません。熟練度システムによる独自の成長なので戸惑う方も多かったはず。
本作の追加ダンジョンは「ソウルオブリバース」と「秘紋の迷宮」。ソウルオブリバースでは本編で離脱してしまったメンバーたちの追加ストーリーを楽しむことが出来ます。秘紋の迷宮は覚えた言葉を使って謎解きをしながら進む高難易度ダンジョンです。
こちらはおまけ要素ですが、それぞれのソフトで戦ったモンスターの図鑑を見ることができます。かなり厳しいが、コンプリートを目指してみるやり込み要素が楽しめます。
面白いポイント
2つの物語が1つのソフトで遊べる
1つのソフトで2つの物語が楽しめるのは、やはりお得です。どちらもボリューム的には少ないわけではなく、追加ダンジョンまでガッツリ遊ぼうとするとかなり長く遊べる作品です。
ストーリーは王道で面白い
ストーリーに関してはナンバリングFFなので流石に面白いです。古いソフトなので大味なところはありますが、クリスタルを中心とした設定がしっかりしており、ファンタジーRPGとして本当に面白いです。
追加ダンジョンが難しいのでやり込み要素満載
2つのソフトに多くの追加ダンジョンが実装されており、本編で挑むボスよりも遥かに強いボスに挑めます。クリア報酬も最強武器が入ってたりと、やり込み要素は満載です。
ただし、強いボスに挑むだけでなくクリアするにはとんでもない長さのダンジョンに挑んだり、難解な謎解きを要求されるので、しっかり準備して挑みましょう!
面白くないポイント
ピクセルリマスターと比べると色々残念
今の時代ピクセルリマスターで様々な機種で遊べてしまうので、どうしても比べてしまいます。グラフィックは劣るし、レベルは上がりにくいし、熟練度は上がりにくいし、オート戦闘などもないため便利さは格段に下がります。
もし初めてプレイする方がいるのであれば、まずは素直にピクセルリマスターをやった方が良いです。
追加ダンジョンに挑むには相当な準備が必要
ピクセルリマスターと比べてGBA版の方が楽しい点は、追加ダンジョンが遊べることです。しかし、挑むにはかなりレベル上げをしたり、離脱予定のメンバーを育成したりと、相当な準備が必要です。
ピクセルリマスターでは遊べなかった追加ダンジョン気になる!と思ってGBA版を始めても、すぐに挑めるわけではないので、そこは理解しておきましょう。
説明などが少ないので迷う
古いゲームあるあるですが、次にどこへ向かうのか、何を用意すればいいのかの説明やヒントが少なく、攻略を見ないと結構迷います。古いゲームなので記憶してしまってる方もいるかと思いますが、忘れているところも多いです。
敵に先制を取られがち(FF1)
FF1ではエンカウント数が多く、特に序盤はMPがすぐ無くなるわ、敵に先に行動されて状態異常にされるわで、かなりストレスが溜まります。耐性装備を手に入れたり、使うと全体魔法が出る装備を手に入れたり、レベルを上げまくれば解消されていきますが、終盤でも先に攻撃されることは多いです。
成長システムを理解していないと苦戦しがち(FF2)
今となっては様々なサイトで解説はされていますが、熟練度システムを理解していないと偏った成長をしてしまい、冒険でかなり苦戦を強いられることになります。
何のことか分からない方は、FF2の回避率とかで調べてみましょう。先に言えることは、回避率と回避レベルが超重要なんです。