ゲームボーイアドバンスソフト「テニスの王子様2003 COOLBLUE・PASSIONRED」を筆者が実際に遊んでみて、ゲームの特徴や面白い点、面白くない点などを評価していきます。
※ゲーム画像は直撮りなので粗く見にくい部分もあるかと思いますがご容赦ください。
「テニスの王子様2003 COOLBLUE・PASSIONRED」ってどんなゲーム?
漫画やアニメで人気の「テニスの王子様」をゲーム化したテニスゲームです。本作は『ジーニアスボーイズアカデミー』の続編となっており、『COOLBLUE』と『PASSIONRED』の2バージョンが同時発売されました。
登場キャラ数も多く、カットイン演出からの必殺技、キャラクターボイスが収録されているなど、テニプリ好きとしても嬉しい要素が結構あります。三頭身くらいのドット絵キャラが動き回るのもとてもかわいいです。
単純にテニスゲームとしても遊びやすく、サクッと遊べるゲームです。
面白いポイント・良い所
テニスゲームとして完成度が高い
本作はテニスゲームとしても完成度が高く、単純にテニスが楽しいです。左右の打ち分けだけでなく、ロブやドロップショットで前後にも打ち分けられるため、駆け引きが楽しいです。
また、完成度の高いテニスゲームに必殺技というアクセントが加わっており、ここで確実にポイントを取りたい!というタイミングで必殺サーブを打ったり、相手の必殺技をカウンターしたりと、うまく決まった時はすごく嬉しいです。
キャラクター数が豊富
クールブル―とパッションレッドが同時発売されていますが、各ソフトにそれぞれ20人ずつ(青学のキャラはどちらにも登場)のキャラクターが登場します。テニスゲームとしてはプレイアブルで20人も使えるのはかなり豊富と言えます。
ちなみに、クールブルーには「不動峰」「聖ルドルフ」、パッションレッドには「山吹」「氷帝」の選手がバージョン限定キャラクターとして登場しています。
キャラクターボイスが多数収録
上記でキャラクター数について説明しましたが、各キャラクターにそれぞれ何パターンもキャラクターボイスが収録されています。必殺技発動時など固有のセリフを喋ってくれるので、とてもテンションが上がります。
面白くないポイント・悪い所
ストーリーが全くない
本作の遊び方としては、ひたすらテニスで試合をするだけです。ストーリーや会話シーン、テニスの王子様ゲームにありがちなミニゲームなども一切ありません。
テニス以外やることが全くないので、プレイフィールとしては単調になりやすく、飽きやすいです。
BGMが単調
プレイの単調さに拍車をかけるのが試合中のBGMの単調さです。アップテンポな感じのワンパターンな音楽をひたすら流されるので、試合が長くなってくると作業感がすごいです。
通信しないと出ない隠しキャラがいる
当時は何も問題なかったかもしれませんが、発売から20年以上経ってる今、これは大問題です。
本作の流れとして、試合をこなしていくことで隠しキャラを出していくことになるのですが、一部の隠しキャラに関しては、通信対戦でのみ解放されるキャラがいるため、片方しか持ってない方や通信環境が揃っていないプレイヤーは全キャラを出すことが不可能です。
推しのキャラクターの出現条件が通信のみだった場合のガッカリ感は半端ないです。